夫婦 or パートナー

「夫を幸せにしたい、申し訳ない」という気持ち

Yuri

前に「私は夫を幸せにしたいんです」とおっしゃっていたクライアントさんがいた。
そのとき言わなかったけど、私もその感覚はすごくあって、すごく悩んだ時期があったのでとても気持ちがわかるなぁと思いながら話を聞いていた。今だったらもう少しうまく伝えられるのだけど、当時うまく伝えられないくてちょっと心残りがあったりする。

以前の私は、「夫に恩返ししたい」「自分が稼いで、夫に楽してもらいたい」という考えがあって、さらにその奥には「夫に何も返せていない自分には価値がない」「全然稼げていない自分で申し訳ない」という思いもあった。

なんせ、生まれた家庭ではいつも泣いていたし、苦しかったし、辛かったことが多かったから、夫と結婚して新しく2人で作った家族は、自分の知っている家族とは全然異なっていた。

だからこそ、「こんなに平和な家族を私に与えてくれた彼に、やっぱり役に立ちたい」そう考えることが多かった。

これは前提として、「私が何かをしないと夫を幸せにできない」と思い込んでいたのだけど「実はすでに、夫は幸せである」という事実を無視していただけだった。

男性の多くは、女性のことを幸せにしたいと思っているし、女性が喜んでいる姿を見るのが好きで、さらに、自分が喜ばせていると感じるともっと嬉しい、と聞いたことがある。

よく考えてみると確かにそう。

それなのに、例えば、女性側が受け取るのが下手で「そんなことしてもらったら悪い」が咄嗟に出てくると、「ありがとう!嬉しい!」ではなく、「ごめんね」になってしまう。

で、受け取り上手になれと言われても難しい。
なるべくありがとうと言おうと思っても、難しいのだ。

こういう私のようなタイプの女性は、

私たちよりも、男性は強くて、単純で、大丈夫な人間なんだと考えるといい。

女性は構造的に、男性よりも感情的に複雑に出来ているし、更に、育ってきた環境や、そもそもの性格によって、相手の感情をめちゃくちゃ汲み取ることに長けている人が多い。

それって結構疲れること。だから、合ってるか合ってないかは別として、考えすぎて疲弊したり、落ち込んだり、悲しんだり、傷ついたりすることもあるけれど、男性はそこまで細かくないから大丈夫。(たまーに、ものすごく繊細な方もいらっしゃるけど)

そして、男性側が何かしてくれた時は、それを信じてあげる、彼がそうしたくてしてくれたのだ。と理解することが大事だったりする。

そう思えなかった過去の私は何を考えていたかというと、私自身が【夫が喜んでくれそうだから買う…100%】ではなかったからだった。

例えば

【夫は頑張っているだろうから、何かしてあげないと申し訳ないな…30%】
【もっと何かしてあげないと、嫌われるかもしれない…25%】
【私ばっかりで申し訳ない…10%】
【これ好きそうだから喜んでくれるかな?…20%】
【でも実はあんまり金銭的に余裕がないんだよな…15%】

…計100%

という具合に、いろんな雑念が入っている

一方、夫の気持ちを見てみると

【これゆり好きそう!買ってあげよう〜!…95%】
【気に入らなかったらどうしよう、ちょっと心配…5%】

くらい。

それと同じく、「仕事を頑張る」とか「仕事で疲れた」という言葉の温度や深刻さも違う。

以前の私は「疲れた、しんどい」と言ったときは、体調的にも精神的も本当にしんどくて、まじで辞めたい、しぬくらいの温度感の時にやっと言う感じだった。

しかし夫が「疲れた、しんどい」というのは、ふつうに疲れただけだったりする。休憩すれば大丈夫、くらいの。

セリフ1つ1つ、温度感や深刻さが全く違うので、重い側の人間からすると、異常に心配をしてしまうことがある。だから、なんか申し訳なくなったり、私がなんとかしなきゃとか考え始めて苦しくなる。

そしてそもそも、私の体力と夫の体力が全然違うということも後になってわかって、「あ、私にとってはダメなことも、夫にとっては大丈夫なんだな」って気づいてから、彼の言う「大丈夫だよ」とか「気にしないで」という言葉を信じるようになった。

何より、そういう言葉を信じないという行為の方が彼を傷つけてしまうことにも気づいた。

愛する人に信じてもらえないって辛いよね。

でも、なんで私はそんなにも彼の「大丈夫」という言葉を疑ってしまったかと言うと、私がこれまで嘘ついて生きてきたからなわけです。

大丈夫じゃないときに大丈夫と言う。
もう無理なのに、平気だよ、気にしないでと言う。

嘘つきなのは自分だっただけ。
だから人の言葉を信じられなくなっていた。

これを続けていると、「なんで私ばっかり頑張ってるんだろう」になってしまう。

だから、自分も大丈夫じゃないときは「大丈夫じゃない」と言い、無理なときは無理しないで、家事も放って休むようにした。どうしても踏ん張らなきゃいけないときは、手伝ってもらうなり、終わったらちゃーんと休むなりした。

我慢して飲み込んで、だんだん自己犠牲的になると辛くなる。

今の私は簡単に「あ、むり」「ねる」「疲れた!」とか言うようになって、すごく楽になった。だから夫が似たような事言っても、過剰反応しないようになって、お互い気楽に弱音が吐けるようになったという感じがする。

そうやって過ごしているうちに、夫が何かしてくれた時とか、何か買ってきてくれた時とか、申し訳ないとかじゃなくて「わー!嬉しい〜〜!ありがとう〜〜!!」って素直に受け取れる自分に変わっていったと。

そういう私でいる方が夫も嬉しいようで、なんか前より色々やってくれるようになったし、一石二鳥だったりする。

相手を信じるためにも、まず自分が自分に嘘つかないということは、とても大事なことだと思う。時間はかかっても、世界が変わっていくので、同じような悩みがある人はぜひちょっとづつやてみて欲しい。

About me
YURI
1歳で一家離散。2度のバーンアウト、摂食障害、うつを乗り越えた人。 『生きづらさは性格ではない』…人生で身につけてきた『生き残るための戦略』が生きづらさの原因になっている / 「なんだかしんどい」「生きてるだけで疲れる」そんな方に贈る、“感情の処方箋”(blog)を発信中 / 夫と猫との3人暮らし。(天国には猫2匹、犬1匹、ハムスター2匹)/ メンタル心理カウンセラー・フラワーエッセンス療法士
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